所長ごあいさつ
マニュアルでは表現できない問題解決を!
会社を設立するとき、事業を経営しているとき、そして相続のことが心配なとき、お金や税金に関するさまざまな疑問や不安に襲われます。
それは、実は、お金のことだけではないたくさんの要素を同時に考えなければならない大事な場面なのです。
普通は頭が混乱してしまいます。
なにから考えていいのか···。
まして、税金がどうなるかなんて、なかなかわからないですよね。
たとえば、会社の経営にかかわる問題点についても簡単にまとめると次のようになります。
「計算」は経理のことといってもいいでしょう。
- 「過去」の計算とは、帳簿をつけて決算すること。
- そうすると「現在」の財産や借金の状態がわかります。
- 「未来」の計算は、「過去」と「現在」がどうなっているかがわかれば予測しやすいですよね。
ですから、きちんと帳簿をつけることはとても大事です。
問題解決の基本となるからです。
そして、「登場人物」
- まずは自分、家族、友人。
- 出資者は誰ですか?
- そのお金は誰から借りましたか?
- 役員は誰ですか?
- 大切な従業員、給料はどうしますか。
- 社会保険のこと。
- 銀行のこと、取引先のこと、
- そして税務署、税金はどうなりますか?
- どのようにお金が流れ、誰がどこに責任を持ち、どうしたら皆に利益やモチベーションを与えることができて、どうしたら自分や家族が幸せになれるのか・・・?
このあたりになると価値観や人生観まで関係してくるでしょうか。
みなさんの相談や悩みごとは、たぶん、これらのどれか(まれに全部!)がからみ合った複雑なものなのです。
ですから、何がわからないのかさえわからなくなってしまうのです。
わたしたちは、とにかくじっくり話をうかがいます。そして、問題点の一つひとつを明らかにして整理していきます。
- これが、どういう問題なのか。
- 放置しても大丈夫なものか。
- 対策はどういうものがあるか。
- それは実行可能か?
- コストは?
- 税金は?
- それは誰のためになるのか?
ここまで話をしぼってくると、かなり頭が整理されてきます。
- 要はこことココが問題なんだ。
- 最悪でもこの程度のことか。
- とにかくここに手をうちたいと思います。
最後は、ご本人が状況を理解して、ご自分でも納得した解決策を考え始める。
こんな形が理想です。
わたしたちも、「話をして良かった。すっきりした」といって帰っていただくのはこの上ない喜びです。
毎回毎回こんな難しい話をするわけではありませんが・・・。
会計事務所の仕事は、毎月帳簿を作る、決算書を作るといったただの計算屋ではない部分···。
・マニュアルにないことに対しても誠実できちんとしたコミュニケーションがとれること
・いつでも安心していただけるよう心をこめた対応ができること
こうしたことを大切にして、はじめて成立するものだと信じています。